温度の変化によって生じる現象

新潟県修理隊

蛇口から白い水がでてくる現象について

冬の寒い時期に蛇口を使うと白い水がでてきて時間が経過すると透明になる場合に起きる現象です。

基本的に夏場に起きることがなく冬の寒い時期だけに起きるのがこの白い水が吐水されます。例えば、蛇口から勢いよく水を出した時、白く濁った水が出ることがあります。コップに入れて数分すると下の方から透明になっていき、濁りがなくなるというケースですと特に意識する必要がありません。原因として、この白い濁りの正体は気泡です。
この現象が発生するメカニズムは、給水配管内部で水を流すために給水管の内部は高い圧力がかかる構造になっているからです。この状態で勢いよく蛇口から水を吐水すると、蛇口の圧力が一気に下がり、下がった圧力を戻すために周囲の空気が吸引されていき吸引された空気が水に溶け込んで気泡となって白く濁った水に見えるの自然現象となります。
それ以外にも、お湯を使った時に白い水がでるケースもあります。コップに入れて放置すると透明になるのであれば、このケースも白い濁りの原因は気泡となります。気温の低い日にお湯を使うと給湯器が水を急速に温めますから、元々水に溶けていた空気が暖められ気泡となる自然現象です。
上記の通り、蛇口から白く濁った水が吐水されても、すぐに濁りが消える場合には、原因が「空気」ですので点検の必要がなく飲料水としてご使用してもまったく健康被害がなくご使用されても大丈夫です。

蛇口からでてきる水が白い

蛇口から出る水が白い場合、通常は気泡が含まれていることが原因です。この現象は、冬季などの水道水が寒い場合によく見られます。水道水が寒くなると、水中の溶存気体(酸素、窒素、二酸化炭素など)の溶解度が低下するため、気泡が水中に形成されます。このような場合、水道水に含まれる気泡は無害であり、一定の時間が経過すると自然に消失することがあります。ただし、水道水に含まれる気泡が異常に多い場合は、水道管に異常がある可能性があり、専門家に確認することが必要です。

健康に害がないのか?
一般的に、蛇口から出る白い水は、気泡や気体が混じっているために白く見える場合があります。これは、水道水に含まれる酸素や窒素が水圧や水流の変化で気泡となり、水道管内を移動しているためです。この場合、健康に影響はありません。ただし、状況によっては水道管内に物質が混じり込んでいる場合もありますので、もし不安な場合は水道局に問い合わせることをおすすめします。

色のついた水が吐水してきたときにどうするばいいのか?
色のついた水が吐水してきた場合、以下の手順に従って対処することをおすすめします
●使用を停止する
色のついた水が出てきたら、まずはその水の使用を停止しましょう。そのまま使用を続けると、異常な水の流れやさらなる損傷の原因となる可能性があります。
●原因の特定
色のついた水の原因を特定するために、蛇口や水栓の他の場所でも同様の現象が起きるかどうかを確認してください。もし他の場所でも同じような色の水が出てくる場合は、水源や給水システム全体に問題がある可能性があります。一方、特定の蛇口や水栓でのみ色のついた水が出る場合は、その特定の設備に問題がある可能性があります。
●水道会社に連絡する
色のついた水の問題が一時的なものである場合や広範囲に影響を与えている場合は、地元の水道会社に連絡し、状況を報告しましょう。水道会社は水質の問題や供給システムの異常を調査し、必要な対策を講じることができます。
●専門家の助けを求める
特定の蛇口や水栓でのみ色のついた水が出る場合や、異常な臭いや味がある場合は、専門家の意見を求めることが重要です。地元の配管業者や水道設備の専門家に連絡し、問題の診断と修理を依頼しましょう。

水道水の色が異常である場合、健康や環境に悪影響を及ぼす可能性があるため、速やかな対処が必要です。安全性を確保するためにも、水の使用を停止し、専門家の助けを借りて問題を解決することをおすすめします。



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